家をつくるひと vol.19|ヴィジョン/川下 清史さん

暮らし | 2020 04.24

家づくりに熱い想いをかける「職人」さんのインタビュー。

熊本市にある給排水設備工事や菅工事など水回りの工事を行う会社、ヴィジョン。

今回はそこで働く川下 清史さんに、仕事や暮らしについてのお話を伺ってきました。

 

 

 

 

Q1. 作業の流れを教えてください。

 

配管工事自体は、建築工程の中でも序盤から中盤にかけて。

まず建物の基礎ができる前に、中に配管を立ち上げます。

パイプを上げる基礎ができ上がったら、次は外の配管工事。

その後、家が建ってから中へ配管を通す作業をします。

僕たちの仕事は家が建つ前から最後まで関わる仕事です。

 

 

 

 

Q2. お仕事の好きなところはどういった部分ですか?

 

やはり完成した時にやりがいを感じられるところですかね。

色々な材料を用いて配管をつなぎ合わせて形にしていくという、ものを造る喜びもあります。

最終的に配管はほとんど隠れてしまう部分ですが、上手に配管できて器具もついて、それがきちんとつながったことを確認できたときは嬉しいですね。

 

 

 

 

Q3. 今までで一番大変だったことはありますか?

 

今までで一番と言ったら、今回の現場かもしれないですね。

土地を1.5mくらい掘ったところで、「岩盤」という地盤自体が岩みたいな土地だということが分かったんです。

こればっかりは掘ってみないと分からないのですが、こんな岩のような地盤は初めてでしたね。

普通の機械では難しいので、特殊な機械で岩を割ってから掘り進めていくのが結構大変でした

でも大変だった分、達成感も大きいです。

 

 

 

 

Q4. 普段どんなことに気をつけて仕事をしていますか?

 

配管作業は少しでもずれが生じると漏れなどの事故につながるので、失敗は許されません。

なので常に細心の注意を払って作業することを心掛けています。

現代は蛇口をひねれば水やお湯が出るのは当たり前のことですが、当たり前になっているからこそ、「人の生活を支える大事な仕事をしているんだ」という意識を持って日々取り組んでいます。

 

 

 

 

Q5. 日々の仕事の原動力になっていることは何ですか?

 

そうですねー、趣味の時間ですかね。

最近は家でゆっくり過ごすことも多いですが、私の地元が天草ということもあり昔から釣りが好きで以前はよく行っていました。

船の免許も持っているので、船で海釣りに行ったりもしますよ。

そういうリフレッシュの時間や仲間との時間など、仕事以外の自分の時間を充実させることも大事だなと感じています。

 

 

 

 

住む人が安心して生活を送れるよう、いつも意識して仕事に取り組む川下さん。

長年培ってきた技術と経験、そして高い目標を持って日々「暮らし」と向き合う、熱い気持ちを持った職人さんです。

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